こんにちは、再生パパです。
今回は会社からの借入金の扱いについて書いていきます。
借金総額と会社からの借入
私の借金総額は約2,000万円。
そのうち勤務先の会社からの借入が200万円ほどあります。
この借入は約2年前、資金繰りがどうしても厳しくなったときにお願いして以来、
毎月の給与から天引きで返済を続けてきました。
借りたときは本当に藁にもすがる思いで会社の理解に助けられました。
その恩をずっと感じながら働いています。
弁護士からの指摘と決断
弁護士にすべて正直に話したところ、
この会社からの借入も個人再生の対象に含める必要があるとのことでした。
もし黙っていたとしても給与明細を見れば天引きされていることがバレるため、隠し通すのは不可能だったと思います。
そしてもう一つ大事なこと。
給与天引きの返済は他の債権者よりも優先的に返済している状態とみなされ、
これは「偏頗弁済(へんぱべんさい)」に該当してしまうそうです。
個人再生を進めるうえでこれはNG。
そのため今後は給与天引きをやめてもらわなければならなくなりました。
本音と葛藤
会社から借りたお金については他の借入と違って何としても全額返したいという気持ちがあります。
なぜなら困っていた私に無担保・無利子で貸してくれて今も変わらず働かせてくれているからです。
弁護士に相談したところ、
「個人再生の認可が下りた後であれば個人的に返済するのは問題ない」とのことでした。
それならばと思い、社長に自分の気持ちを含めて説明し認可後に改めて個人的に返済を続けたいと伝えました。
社長は即OKしてくれて最後にこう言ってくれました。
「こんなのどん底でもなんでもない。まだやり直せる。」
涙が出そうでした。
社内報告と今後
実際に返済の実務を担ってくれているのは経理課の方々なのでそちらにも自分の状況を説明する必要がありました。
もちろん会社内に私の借金のことが知れ渡ることは避けられません。
正直恥ずかしいし不安もあります。
でもクビになるよりはマシ。
覚悟を決めて伝えた結果、経理の方々からも「協力する」と言ってもらえました。
本当にありがたい限りです。
これからの覚悟
出世の道は閉ざされたかもしれません。
給与も今後は上がらないかもしれません。
それでもこの会社で骨を埋める覚悟で働こうと思いました。
助けてくれた人たちに報いるためにも借金の整理が終わったら一日でも早く「感謝の形」を返していけるようになりたい。
まだ道半ばですが、こうして一歩ずつ進んでいます。
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