【個人再生】ゴールデンウイーク最終日

こんにちは、再生パパです。
今年のゴールデンウィークは例年とはまったく違う、慌ただしくも内省的な連休となりました。

個人再生の手続きに追われる中で、目の前の作業をひとつずつクリアしていくのが精一杯。いつの間にか連休も終盤に差し掛かり、「せめて最終日くらいは子供と一緒に過ごしたい」と思い立ちました。けれど、私のそんな思いとは裏腹に、子供からは「今日は友達と遊ぶ約束をしてるから送迎だけお願い」と言われてしまい…。寂しさを感じつつも、車で1時間ほどかかるショッピングモールまで送り届けました。


妻の働きと、情けなさ

一方で妻は、新しく始めたバイトに向かうため、朝から出勤していきました。
ゴールデンウィークの最終日でも休まず働く姿に、申し訳なさと尊敬が入り混じった気持ちになります。

私はといえば、以前から妻に「あなたは肉体労働より、パソコン仕事のほうが向いてる。自分の得意分野を活かして稼ぎなさい」と言われていました。確かにシステム開発やHP作成の経験もありますし、それなりに自信もあるのですが、現実は厳しく、クラウドワークスなどで何件も応募しても、返事すらこない日々が続いています。

「得意なことを活かすべき」と妻は言ってくれますが、その期待に応えられない自分に、情けなさと自己嫌悪が押し寄せてきます。
働くことができないわけではない。だけど、思うように道が開けない。それがもどかしくてたまりません。


子供とのひととき

ショッピングモールに子供を送り届けたあと、私は駐車場の車内でネット検索を続けました。
「在宅ワーク 経験者歓迎」「副業 初心者でもできる」といったワードを頼りに、新しい可能性を探し続けます。
3時間ほど経ったころ、子供から「近くのカラオケに行きたい」とLINEが届きました。せっかくの連休最終日、何かひとつ楽しい思い出を作ってあげたかったのですが、どのカラオケ店も混雑していて予約が取れず、結局そのまま家に帰ることになりました。

「ごめんね、行けなくて」と言う私に、子供は「大丈夫。今日は友達と会えただけで楽しかったよ」と笑顔で言ってくれました。その無邪気な言葉に少し救われ、同時に胸が締めつけられるような気持ちにもなりました。


親としての自分を見つめ直す

ふと、自分が子供だった頃のゴールデンウィークを思い返しました。はっきりとした記憶はないけれど、きっと楽しく過ごしていたのだと思います。親がどれだけ苦労していたかなんて、当時は知る由もありませんでした。

いま、自分が親の立場になってみて、ようやく分かることがあります。
育ててくれた親に感謝の気持ちを抱く一方で、「自分はこんなクズになってしまった」と自責の念が消えません。でも、だからこそ、私はここで諦めたくない。
過去を悔やむより、これからどんな父親でありたいかに目を向けて、一歩一歩でも前に進んでいこうと心に決めています。


おわりに

ゴールデンウィークの最終日――
華やかなレジャーや旅行とは無縁の一日でしたが、家族の存在の大きさ、そして今の自分の立ち位置を改めて見つめ直す時間となりました。

明日からまた日常が始まります。
簡単に変えられるものではないけれど、変えていく意思だけは捨てずにいたい。
子供の笑顔と、妻の背中に支えられながら、私は今日も“再生”の道を歩き続けます。

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